「払わないと給料を差し押さえるぞ!」
闇金への返済が遅れて、闇金から「給料を差し押さえる」と言われると、とても不安になりますね。
給料の差し押さえをされると、闇金から借りていることが会社にバレてしまいます。それだけではなくて、給料を差し押さえられて受け取れないと生活ができなくなってしまいます。
でも、闇金に給料の差し押さえをされることはありませんので、心配することはありません。ですが、闇金から「給料を差し押さえる」と言われているということは、あなたは闇金への返済ができなくなっているということです。早く対処しないと、家族や職場にも取り立てが始まるでしょう。
差し押さえられることがないからと言っても、安心できるわけではないのです。
ポイント
闇金は給料の差し押さえはできない
闇金に限らず給料の差し押さえをするには、
- 裁判所の判決(和解や調停を含む)または公証役場で作られた公正証書があること
- それらの書類があなたの手元に送られていること
が必要なのです。
どうですか?こういった書類があなたの手元にありますか?ありませんよね?
でしたら、今のところ闇金の給料の差し押さえを心配することはありません。
でも、念のため、そういう書類が作られる可能性があるかを見てみましょう。
闇金は公正証書は作れない
まず、公正証書ですが、これは公証役場という役所で作られる書類です。
ですが、闇金から借りるときにこのような書類を作ることはありません。
なぜかというと、公正証書を作るには公証役場に印鑑証明書を提出して、公証役場で本人であることを確認してもらう必要があります。しかし、闇金が自ら素性を明かすことはあり得ません。また、あなたも闇金から借りるときに、闇金に印鑑証明書までは渡していないでしょう。
さらに、公証役場では法定金利内の契約書しか作れません。闇金のトイチとかそれ以上の金利の書面は作ってもらえません。
だから、闇金が公証役場で闇金の言い分どおりの公正証書を作ることはできないのです。
闇金が裁判所に何を言っても認められない
では、裁判所の判決や調停はどうでしょうか?
闇金が裁判所にあなたを訴えるということは普通あり得ません。その理由は公正証書と同じで、闇金が裁判所に自ら素性を明かして訴え出るなんてことは無いのです。匿名では訴えられませんから。
また、闇金の異常に高金利の取引を、裁判所が認めることもありません。仮に裁判をされても、そのことを争えば、闇金の言い分が裁判所で認められる可能性はないのです。
闇金にはきちんと対処しないといけない
闇金から給料の差し押さえされる心配がないことは、ここで説明したとおりです。
ですが、闇金から「給料の差し押さえする」と言われている段階で、闇金への返済が遅れがちになっているということでしょう。
今このタイミングで闇金にきちんと対応することを考える必要があります。
あなた一人で闇金をどうにかしようとしても、それは無理なこと。闇金の無茶な要求どおりに支払い続けることなんて誰もできないのですから。
「いつかは闇金に完済できる」と思っていたら間違いです。闇金は、あなたが完済することは望んでいないからです。いつまでも高い利息を支払わせようと考えているのです。
いずれ闇金への支払いができなくなる日が来ます。すると、どうなるでしょう?
闇金から借りるときに会社の連絡先を教えていたら、いずれは闇金から会社に嫌がらせが始まります。そうなると、給料の差し押さえを受けることはなくても、会社にいられなくなるかもしれません。結果として収入を失うことになります。
だから、闇金への返済が遅れて「給料を差し押さえる」と言われたら、支払い続けることを考えるのではなくて、正しく対処することが必要なのです。
闇金に強い弁護士・司法書士に相談を
個人で対処することが難しい闇金ですが、闇金に返済ができなくなったときは、闇金に強い専門家に相談することが一番早く解決します。
闇金に強い専門家に依頼すると、思ったより早く解決するもので、即日解決することもあります。
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闇金への返済で困っているなら、相談してみてください。